2008年04月05日

ヒットらーめん店と普通のらーめん店

味覚って人によって違う。

それぞれ好きな味があるよね。
また味覚が敏感な人もいればそうでもないひともいる。
育ってきた環境、食べてきた食の歴史によって個人の趣向と味覚は形成されるんだと思う。

このブログのアクセス解析でキーワードを調べてみると特定の店舗の情報を検索して,ここにたどり着いてくれる方も結構いる。
俺も美味しいらーめん屋さんを探すために検索して食べに行く店を探してるから納得。

20代前半まで俺はらーめんが嫌いだった。
あんなもののどこがうまいの?って・・・・・・
それは美味しいらーめんを食べた経験がなかったから。

らーめんって特殊な食べ物だと思う。
大雑把に言うと大きな構成要素はスープと麺。
その重大な要素の1/2である麺をかつて多くの店では製麺所に任せて自分ではつくっていなかった。
(最近はオリジナルの麺を製造する店が多いけど)
こんな料理は他にはめったにない。
半分の作業を外注しているわけだ。
しかし、ここ数年麺にもちゃんとこだわる店舗が間違いなく増えてきている。
らーめんの業界はすごい勢いで変化していると思うんだよね。

他の料理とは違う、その多様性は注目に値するんじゃないかな?
麺でいうと細麺、中太麺、太面、ストレート麺、ちじれ麺、タピオカ入り麺、ほうれん草入り麺等〃。
スープはとんこつ、海老、鶏がら、鰹節、スルメイカ、蛤等〃・・・
その組み合わせと調理法によって限りないバリエーションが展開出来る。

また同じ店でも調理する人だったり、ちょっとした何かが変っただけで味が変化してしまう繊細な料理なんだ。

最近ぽっぽっ屋に行かなくなったのは微妙に味が変わって美味しいと感じられなくなったから。
スープの味が濃くなって、麺の茹でかたも雑になった。
それだけでも相当味が変ってしまうものなんだよね。

美味しいらーめん屋さんは増殖していて数年前には並んで待たなくては食べれなかった店が今ではがらがらだったり。
その店の味が大きく変ったわけでは、きっとないんだろうけど、他に美味しい店が増えてきたからなんだろうね。

美味しいラーメン屋として客の脳内にインプットされるためにはインパクトが必要!
だから当然どこかの要素を強調する作業が伴うんだけど、万人に受け入れられようと考えると失敗するよね。
今は多様化の時代。&よりインディビジュアルな時代。

本当に俺はこの店の味が好きなんだっていう唯一無二な存在感が(らーめん屋だけじゃないけど)店舗のヒットには必要¥なんじゃないかな?

あと最初に触れたけど味覚ってすぐに鍛えられるものじゃないから・・・
というかヒットする店舗の店主は味を判別出来る能力があるし、なければいけない。
美味いものは美味い!不味いものは不味い!
もちろんそれは個人の趣向を交えても全然問題ない。
逆に問題なのは心の広い、何を食べても美味しいと感じる舌をもった店主たち。
とにかくらーめんだったらなんでも好き!って人も結構いる。
うちの親もそう。
だけど食文化の多様化でそんな種類の人たちは確実に減少している。
どんならーめんでもいいお客(というか舌が多様を知らない方)はどんならーめんでも美味しいと感じる店主の店でも苦痛なく笑顔で完食することが出来るだろうけど、そのカテゴリーの人口は減っているのだ。
特に美味らーめん店の乱立する東京では。

味のセンスをもったオウナーの店でも彼OR彼女が常に調理している間はいいが、第三者にその作業を委託する際には十分な注意が必要になる。

ぽっぽっ屋は美味しくないときもあるけれど相当美味い味体験をしたことが
あるから、きっとまた行くことがあると思うけれど・・・
最初のお客様にたまたま、まずい失敗作をだしてしまえば、そのお客様はここはまずい店と認識して2度とは訪れてくれない。

この頃は多くの人が俺と同じようにブログに思ったことを公表していて
その1杯の失敗作の評判が広く普及してしまう可能性もある。
それぞれの一杯が真剣勝負!
だから難かしいけど、より奥が深いんだろうな・・・

そんならーめん屋さんのクリエイティブな仕事が俺は嬉しかったり・・・
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