まるで、フレンチの創作料理を頂いたような印象。
これって、らーめんと呼ぶには抵抗がする位のスタイリッシュな逸品だったの。
通常は900円という売価は高い・・・
そう考えてしまうわたくしですが、この商品はレベルを考えると安すぎ・・・
久しぶりに、お仕事で中野に降り立ったので検索してみた。
”中野””らーめん”
その検索結果から、どうしても訪れてしまったのが、こちらのお店。
ただいま変身中
なんかカフカの変身を連想させますが・・・
変身 (角川文庫) - フランツ・カフカ, 中井 正文
そんな怖い変化ではなく、常に味を追求しているという意味合いなのではないかと思います。
もともとフレンチシェフだったオーナーが・・・
和の食材を利用しながらたどり着いた新しい味。
このお店の前に大阪でOPENした鯛ラーメンは毎日行列が出来るほどの人気なのだとか。
さて、こちらのスペシャリテは鯛と牡蠣のエキスから抽出したスープでまとめた牡蠣ラーメン。
ちょうどお昼のランチタイムに到着しました。
店内の券売機を眺めていると、後ろに次の客が待っていたので、今回は赤牡蠣ラーメン(900円)を選択。
通常の、わたくしは一番安くて、かつスタンダードなお店のメニュー選択をするのですが・・・
見間違いだったら、ごめんなさい。
"豆乳ベースの牡蠣ラーメンには、トッピングとしての牡蠣はオンされていない。
"
そんな案内を見た気がしたのね。
辛い味わいは大好物。
1〜3辛をチョイス出来るのですが、もちろん3辛で。
さらに、麺硬めでのオーダーです。
カウンターのみの席は、どんどん埋まっていきます。
後ろを振り返るとセルフサービスのウォーターサーバーの横にタバスコとブラックペパーが並んでいる。
ご自由にお使い下さいとのこと。
もちろん利用させてもらいますわよ。
さて、美しいルックスのラーメンが登場しました。
レッドブラウンなスープの中に中太麺。
その上が、絵画のような美しさなの。
カリッと焼いたフランスパンが刺さっているのが、初見インパクトがすごいです。
低温調理の鶏肉チャーシュー、ロゼ色の薄いポークが2枚、そして牡蠣。さらに野菜部門ではほうれん草。
とびこがオンされているラーメンは初めて遭遇しました。
さらに一味唐辛子がたっぷりとサイドに配置されています。
それらの具材を優しく覆う糸唐辛子。
フレンチの皿に描かれるようなソースラインも・・・
ス・テ・キ!
なんか崩すのが勿体ないルックスなのですが、まずは、スープをレンゲにすくって口にBRING。
鯛の味わいは、わたくしには、よくわからなかったけれど・・・
コクがある深いシーフードスープ。
さらにスープはエスプーマで、ふわふわにアップされている。
ラーメンの汁ではなく、スープ。
このスープだけ、頂いても何杯でもお替りできそうなレベル。
これって、わたくしが知っているラーメンではない。
続いて、麺。
歯ごたえもあって、スープにもベストマッチな配合
もうラーメンなのかどうかは分かりませんが、とにかく美味しいのです!
途中からサイドにある大量の唐辛子をスープにミックス。
今までの経験だと、これほど、癖の強い調味料を加えると、もとのスープの良さが、すっかりぼやけてしまうことが一般的なのですが・・・
しっかりと、マリアージュ。
すごい技術!
鶏肉、豚肉、牡蠣もしっとりで旨味豊か!
すじこのプチプチ食感と塩味も抜群のハーモニーでした!
昔ながらの庶民的な中華そば。
それも好きなカテゴリーですが・・・
その対極になる進化した高級ラーメンも超お勧めです!
繰り返しますが・・・
この商品で900円は、サプライジング!
ただいま変身中 (ラーメン / 中野駅、新井薬師前駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
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