原題 Proof
(監督)ジョン・マッデン
(出演)グウィネス・パルトロー
アンソニー・ホプキンス
ジェイク・ジレンホール
ホープ・デイヴィス
さあ、今日は少し早めに寝るか・・・
そんな風に思いついた平日の深夜2時。
テレビ画面では”Proof”という映画の放映が始まっていたの。
ちょっと不気味なムードもありつつも静かなオープニング。
この映画はどんなジャンルに属するものなんだろう?
そんな疑問を持ってしまって、しばしぼーっと目撃していたのね。
それが、10分でその先が気になって仕方がなくなってしまったわけで・・・
※40分程視聴した後に録画して2日後に続きをチェックしたわ。
テレビ画面では”Proof”という映画の放映が始まっていたの。
ちょっと不気味なムードもありつつも静かなオープニング。
精神を病んだ数学の権威ロバート・・・
その中に数学界の歴史を変える程の証明が明かされていることが発覚。
その答えを導き出したのはキャサリン?ロバート?
とっても緻密だけれど苦悩にも満ちた映像。
特にキャサリンが車を運転している際に流れていく街並み。
これらがキャサリンの視点で見せつけてくれていて,彼女の不安定が痛いほど伝わってくるの。
この病的な不安要素はわたくしも持っていたもの。
過去と現在を行き来しながら交錯していくストーリー。
何が真実なのか?
それ自体が本人にもわからなくなることって、程度の差こそあれ、誰にでも起こる事象ですよね?
主演の親子の演技が、本当に素晴らしくて・・・
後半、このパパって、やっぱりアンソニー・ポプキンスじゃない?
と理解・・・
画面の向こうには紛れもなく天才だけれど、苦しみも抱えた親子がいたの。
すごく感性をゆさぶるデリケートな映画で、とにかく見ごたえがありました!
タイトルの”Proof"はもちろん証明という意味。
だけど放題としてプラスされた”of my life(私の人生の)はちょっと余計だったような・・・
映画の中でモチーフとなる数学式の証明・・・
そして、その答えを導き出した人物の証明・・・
彼女が生きてきた証明・・・
確かに人生の証明ではあるのだけれど・・・
固有の生命の証明を超越したプルーフについても、この映画の中では触れられている気がするのです。
様々な証明・・・
そして証明していくことが、その人の生きる目的だったりもする。
そして証明できないことで崩れていく関係性や・・・・・・
とっても哲学的な映画だったりもします。
わたしのように深夜に偶然出会わなかった方・・・
そして、じっくりと心に浸みる、そして、不安も同時に感じる・・・
そんな体験をレビューしたい方は是非ご覧になって頂きたいわぁ・・・
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