2019年06月12日

深夜夜行バスの快適度

すみません!やっぱり下ります!

出発前5分前に、私はそう叫びそうになりました。

実家の母は退院したものの、大きな病気の診断をされたわけで・・・
来週から新しいお仕事が本格化するわたくしは、この機会にお見舞いに訪れようと思ったのです。

わたくしが済んでいるのは東京寄りの埼玉。
ネットで検索すると新幹線では片道15000円以上の出費。
でも、深夜バスなら、2500円で帰省出来ることを知ったの。

裕福ではないわたくしは、これを知ったら、もうエクスプレスなんて使えません。
即効、東京駅近く駐車場23時20分発の深夜バスを予約しました。

当日,平日の夜中なのに、すごい人の数。
北陸方面だけではなく、日本全国に向かうバスが集結しているので、納得出来ますわ。
自身で出発案内ボードを確認して乗り場に、集まってくるセルフ方式。

IMG_6970.JPG

雨に濡れながらも、8分前に登場を完了致しました。
わたくしの席は4D(窓側)

相当以前にも、深夜バス利用経験はありますが・・・

こんなに狭かったっけ・・・

運転席は、カーテンで仕切られており、更に全ての窓には、明かりを取り入れないためのカーテン。

なんか息苦しい・・・

しかも、このカーテンは深夜走行で睡眠する方が多いために、絶対にあけてはいけないと案内されたの。

出発ギリギリタイミングで、わたくしの右隣に、横幅の広い男性が着席。
普通に座っただけで、わたくしの右半身に彼の肌触が感じられるの。

わたくし、男性と肌を密着させるのが、極めて嫌いなタイプ。
耐えられない!
私の脳はそうオーダー。

間もなく出発します!

そんなアナウンスがあった際に、
”すみません!おります!”
そう叫びたくなったのです。

理由は・・・

外の景色が見えずに拉致されているような気分になったこと。
運悪く着席した運命のガイと9時間隣に居なくてはいけないこと。

とにかく監禁されているような不自由さが脳の不協和音を大音量で発生しそうになったのよ。

こんな状態で9時間も耐えられるのか?
発狂するかもしれない・・・

気付いたのですが、わたくしは狭い場所でこうそくされるのが苦痛のよう。
外に逃げ出したくて、出発前から叫んでしまいそうだったの。

わたくし、刑務所の狭い部屋に収納されたら、精神的にいかれてします。
初めて、そんな性質に気が付きましたわ。

迷っているうちに、バスは発車。
この状況と強迫観念を出来るだけ払拭しようと、スマホでユーチューブ動画を視聴。

でも、周囲を見渡すと、なんか囚人用の移送ボックス内に入れられている感覚は、そのまま。
しばらくすると、お休みの方のために照明をおとす旨の案内が。

プチ・・・
暗くなりました。

持参した書籍を読むことも出来ないし、スマホは事前に最小限の灯度での閲覧が義務つけられていたわけで・・・
画面表示を最低に設定し直して、こっそり閲覧。

恐れていたことが・・・
右隣の巨漢の左腿が思いっきり、わたくしの陣地を犯してきたわけで・・・

太っているからか、この方の股関節周辺の筋肉の衰えも相当みたい・・・
気が遠くなったよ・・・

目を閉じて、なんとかスマホから流れる自分の音楽に集中。
右隣の巨漢腿の値チャット感触に耐えること1時間。

新たな状況を迎える大宮駅周辺に到着。

この際に、目を覚ました隣人に、こうお願いしました。

”すみませんが、脚、もう少し向こうにやってくれませんか?すみません”

返事はしないで、むっとする表情の彼。

わたくし、殺されるかも・・
ただ、2度目の”すみません”は絶対に必要なかったなぁ・・・
なんて後悔しながらもバスは出発。

再び、車内は暗転。

わたくしが、勇気をもってお願いしたことで、しばらくは、わたくし陣地への彼の侵入はなかったのですが・・・

でも、1つ、発狂しそうな強迫観念をやわらげる方法を見つけました。
それは、絶対開けてはいけない、窓のカーテンに首を潜らせて光が車内に漏れないように外の景色を確認すること。
これは効果がありました。
そもそも、窓が仕切られてなければ、わたくしもパニックに陥ることはなかったわけで・・・

最初の下車休憩は1時頃。
外に出られて、本当にリラックスできた。
なんとか、あと7時間踏ん張れるかも・・・

IMG_6973.JPG

また車内が暗転します。

その5分後襲ってきたのは、右隣人の左下半身と大きな鼾。
わたくしは身を縮めました。

あまりにも接近が激しい際には、思い切り押し返す。
そんな抵抗を試みたわけで・・・

隣人は、結構怖いFACEの持ち主だったので、ひょっとしたら、その後襲われるかも・・・
そんな不安を感じて一睡もすることが出来ませんでした。

隣に誰が座るか・・・
それだけで、1日の1/3が不快で恐怖を伴った時間になってしまう。

深夜バスはめっちゃ安いっけれど、そんな危険を同行しているのでは?
と感じたの。

だって、どんなに嫌な隣人でも、目的地到着までの長時間、逃げることが許されないのですから・・

とにかく、不快な9時間。
本当に安く移動できる手段だからこそ、人気があるのですが、早くこんなツールを利用しなくて済むようになりたい・・・

そう願うのは、わたしだけ?


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posted by Kaolu M at 12:56| Comment(0) | あたしだけ? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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