寝る子を起こせユーキースショーケース第三弾
このタイトルには、こんな深い意味が隠されていたのね。
BODYハンディーキャップによって、起きれない器官の状態と、外へと踏み出せない心の状態。
その2つのミーニングが、インパクトのある舞台タイトルとして採用されているの。
久しぶりに鑑賞したお芝居のタイトルが上記。
お知り合いの女優さん”三浦あり”ちゃんが出演するのがチケットを予約したリーズン。
場所は八丁堀のSUUDIOユーキース。
看板もなく、よくよく確認しないと通り過ぎてしまいそうな地味なビルの地下。
階段を下りると、目の前にすぐに少しだけ高くなった舞台が広がりました。
かなり狭めのスペースで、ステージの左右を見下ろすような形状でひな壇客席が設置されております。
わたくしは入って右側の舞台の真ん前(1段目)席を確保。
舞台上には車椅子が1台。
そして、ドアが3つステージ奥の壁際に並んでいる。
客席数は50名くらいだろうか?
満席状態です!
5月18日から毎日公開されていた、このPLAYは今夜が最終日。
これが始まってすぐの時期だったら、是非とも見に行って!
と強くお勧めするところなんだけれど・・・
SO言えないのが・・・
ごめんなさい。
だって、素晴らしい体験だったんだもん。
会場の照明がDIMして、再び舞台上が照らされると・・・
車椅子に座る息子の股間を母親がまさぐっている・・・
衝撃的なシーン。
なんだなんだ?
いきなり状況を確認したくて、フォーカスさせられちゃいます。
交通事故で下半身不随になった長男と彼をとりまく人々が登場人物で計6名。
家から一歩も出ることなく介護を受ける大輔(花井祥平)、彼の母親春子(松村瞳)、受験生の弟雄太(甲斐優風汰、)身体障害者専用のデリヘルで働くあすか(如月まりな)、デリヘル会社の社長堂上さん(島村彩也香)、この家で働くヘルパーの早苗(三浦あり)。※敬称略
障害者の方の性への強い欲求と自立を描き出すという困難なテーマなのですが・・・
暗くなりすぎずに、ときにはユーモアを交えて、しっかりと感じさせてくれます。
手を伸ばせば出演者の方に触れそうな距離で展開される物語は、自分もその家の中で目撃者になっているような錯覚。
あすかが役柄上、ほとんど下着姿だったというのも驚きだったし、眩しかったわぁ〜。
出演者全員がしっかりと輝いていて、しっかりと本能を隠し切れずに漏らしています。
人って感情は抑えようとするものだから、その伝えたいリアクションをストレートに見せつけちゃうとリアルには感じられなくなるの。
でも、彼女たちは、しっかりと、ちゃんと感情を悟られないようにしながらも、それが隠し切れなくなっているの。
もちろん三浦ありちゃんもね。
本当に見ごたえのあるお芝居でした!
深く考えさせられたドラマは一生わたくしの頭の中のどこかに居座ることになりそう。
90分の上演時間がめちゃくちゃ短く感じられたわけで・・・
客席の誰もが、惜しみない拍手を送っていた。
もう少し席が広いお箱だったらスタンディングオベーションが起こるところなんだけれど・・・
ひな壇では、ちょっとリスキーなので・・・
終演後、ありちゃんとご挨拶。
お写真を撮影させてもらって、手帳にサインを頂きました。
これって耳?ユニークなサインがありちゃんらしいです!
前回、鑑賞した演劇も相当に素晴らしいものだったわけで・・・
こちらの劇団には多分はずれがないんじゃないかしら?
⇒ ユーキース
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2017年05月26日
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