海の見える理髪店 / 荻原浩
第155回直木賞を受賞した短編集という知識しかないままに読み始めた作品。
こんなにも切なくて痛々しい物語たちだったのですね。
多くの人が心に深い傷を抱えていて、取り戻すことが出来ない過去に縛られている。
でも絶望だけではなく、ほんのわずかだけれど、優しさも感じられるところが救い。
こんな文章に若い時期に触れられていたら、もっと相手を思いやる気持ちが豊かになっていたかもしれない。
戦慄とともに暖かい人間味を感じるのが独特の世界でした。
海の見える理髪店
いつか来た道
遠くから来た手紙
空は今日もスカイ
時のない時計
成人式
海の見える理髪店
Kaoluのあるある大日記!サイトマップをCHECK?
2016年12月22日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック