その日の目的地であるバーに入店する前に通りかかったら店の前にはかなりの列が出来ていたのですが・・・
帰り(22時頃)に訪れると待ち人はいませんでした。
狭い店内はカウンター5席のみなのね。
人気のタイニー店、それは並ぶはずです。
濃度の低いつけ麺は、あまり好みではないわたくしですが・・・
そこはお店の看板メニュー。
塩つけ麺の食券を購入。麺硬めでオーダーです。
厨房がすぐ近くなので、マスターとの距離が近いこと。
卓上にある商品へのこだわり案内を読みながら予習。
少し引用させて頂きますね。
● 塩だれ
昔ながらの伝統製法により作られたミネラルたっぷりのお塩。
雪塩(沖縄)
栗国の塩(沖縄)
ゲランドの塩(フランス)
この3種の塩を主に酸味と深い旨みを兼ね揃えた五代庵梅塩、
広島県産、海人の藻塩、高知県産、天海の塩、イタリア&モンゴル産、岩塩
モンゴル産、湖塩を使用し、キレがありながらも、まろやかな塩だれを完成。
● スープ
鶏出汁
香味野菜は一切使用せず、丸鶏、鶏むね肉、手羽先のみを使用。
● 魚介出汁
鯖枯節、うるめ枯節、厳選した白口煮干しをベースに
国産真昆布、国産椎茸を贅沢に使用。
沸騰させずに時間をかけて炊き上げて完成。
上記の2つのスープとソルトをブレンドした難易度の高いものだそうなの。
読み終わった頃に登場致しました。
澄んだスープの中にはメンマと薄切りの豚チャーシュー、青ネギ。
うっすらと表面には鶏油が膜を張っています。
そして麺の方は、つけ麺としては細めのちじれ麺。
細切りの海苔が振りかけてある。
では、そのまま麺を口に運ぼうとするけれど、どちらかというと乾燥した感じの麺はなかなかほぐれてくれないのよね。
他の店の極麺に比べると、パサパサした食感なのですが、これをスープに浸すと、かなり感動の味なの。
とにかくスープが美味しい!
複数の塩の味が何層にもなって口の中に微妙な時間差で口の中を潤すのです。
気持ちのいい刺激を残しながらも広がりのある複雑な奥深いお味。
それが丁寧に抽出された上品なスープと熟練のコーラスグループのように、それぞれの個性を残しながらも調和している。
この塩スープは相当にレベルが高いですわ。
これだけのスープ、麺をつけない方が感動はきっと高いと思う。
麺も汁につけると、滑らかになって食べやすいのだけれど、なんといっても魅力はソルトスープ。
この味のバランスの妙は塩階のトップレベルなんじゃないかしら?
壁に貼られていた、こんな案内に気が付いた。
飯割り、汁割が無料を宣言!
もちろんご飯もオーダーしましたよ。
ほぼ食べ終わった状態で汁皿を預けるのが決まりのようだ。
一旦店主が預かってスープをプラス、その中にご飯を投入して返却してくれました。
ただご飯を入れるだけから思いきやスープを増量して、しかもお茶付け用のスナック?まで振りかけてくれている。
今まで食していたつけ麺とは、がらりとイメージが変って・・・
これは鶏だし汁をメインにしたお茶付け。
まるで2品を頂いたような、ゴージャスな食タイムでございました!
塩時好きではない麺ラバーにもお試しいただきたい逸品でございます。
塩つけ麺 灯花 (つけ麺 / 曙橋駅、四谷三丁目駅、四ツ谷駅)
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