(原題)Spectre
原作 イアン・フレミング
制作 バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
監督 サム・メンデス
脚本 ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ジョン・ローガン、ジェズ・バターワース
音楽 トーマス・ニューマン
出演
クリストフ・ヴァルツ
レア・セドゥ
ベン・ウィショー
ナオミ・ハリス
デビッド・バウティスタ
アンドリュー・スコット
ロリー・キニア
イェスパー・クリステンセン
モニカ・ベルッチ
レイフ・ファインズ
シリーズ23作目。
ダニエル・グレイグボンドとしては3作目の作品です。
この作品から以前のボンドのようにオープニングにボンドが敵の眼を打ち抜くというシークエンスがオープニングにバック、。
※ 今までのボンド作品ではエンディングでした。
やっと待望の007の新作”スペクター”を鑑賞することが出来たよ!
以前休日に有楽町の映画館を訪れたら、すでに40分前で予約でいっぱい・・・
仕事帰りの平日に・・・
と思っていたのだけれど、なかなか映画開始の時間には間に合わないのよね。
でも,2016年1月21日21時10分からの最終回・・・
なんとか滑り込みました。
こんなに見る機会をつくるのに苦労したのに夜遅くの西新井アリオの映画館スクリーンの前には、
わたくしを含めて14人しか観客はいなかったわけで・・・
やはり映画は夜中に見るのが便利なのかも。
007シリーズの宿敵スぺクターをタイトルにしたダニエル・グレイグ主演4作目。
今までの3作はアクションも控えめな印象があったのですが、今回は息もつかせぬ・・・
といった最近耳にしなくなった表現がぴったり。
だけど、わたくしやっぱり気になるんです。
派手な立ち回りがあって、あんなに、大きなビルの崩壊があったのに、すぐ近くでは普通にパレードを楽しんでいる。
普通逃げません?
リアリティーを追求する・・・
そんな方向転換を目指してスタートしたダニエル・ボンドですが・・・
その1作目の前半の工事現場でのファイト。
いろいろ落下物があったり騒がしいのに、なぜに、工事スタッフは気にしないで作業を進めているのでしょう?
すごい精神力だわぁ・・・
なんて感心いたしましたもの。
シリーズでJames Bondを演じた俳優は全部で6人。
ショーン・コネリーから始まり、1作だけのジョージ・レーゼンッビー、ロジャー・ムーア―、
ティモシー・ダルトン、ピアス・ブロスナン、そして現役のダニエル・グレイグ。
ショーンが最高!
そうおっしゃる方が多いけれど、わたくしはピアス・ブロスナン派。
一番原作のイメージにも近い気がするのよね。
シリーズの中でも”Tomoroow Never Dies"が一番お気に入りだったり・・・
さて、ここから少しネタバレが含まれます。
ので、これから鑑賞しようと考えている方は要注意!!
最初ドクロの面をつけたボンドが登場するのは”死ぬのは奴らだ”を彷彿とさせるもの。
さらに映画のあらゆるところで過去の名作のオマージュが感じられれるの。
列車内での格闘は”ロシアから愛をこめて”みたいだし、
後半の罠がしかけられたコースでのサスペンスは”黄金の銃を持つ男”の1シーンみたい。
そして、ストーリーの大筋は”女王陛下の007”。
犯罪組織の大物の娘とボンドが恋に落ちて最終的に情報部員を辞める設定も同じ
だけど、その映画ではラストに妻が殺されて・・・
悲しみの表情でエンドするところが、この映画ではハッピーエンド。
多分次回作は衝撃的な悲劇から始まることになりそうなの。
007をこよなく愛する人は、そこまで考えてハッピーな終わりでも切なく感じたり・・・
さらに、今までもそうだったのかもだけれど・・・映像が美しいのよね〜!
どのシーンを切り取ってもすてきなアートフォト。
007がスーパーマンではなく、人間として描かれながらもクールにかっこよく活躍するスペクタクル巨編。
上映時間は約2時間30分もあるのに、とても短く感じましたわ。
でも、やっぱりスペクターの首領ブロフェルドがボンドと一緒に育った経歴が・・・
なんて設定は行きすぎな気が・・・
今までのシリーズの作品って、時代は異なっても、基本重複することはなかったのに・・・
彼にとっての人生の大きなイベントをシリーズ内で繰り返す決心をしたブロッコリー氏は決断力のあるプロデ―ユーサーですわよね!
もう1回みたい!
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