わたしはどこにいるんだっけ?
ラスベガス?
大嫌いな勤務先から5分程度の位置にいるのに、ここには、まるで別のきらめき時間が流れていたの。
今回奈美ちゃんのLIVEが開催されたのは、前回わたしが彼女のLIVEをみた同じ場所。
汐留BLUE MOOD。
はい、わたくしが勤務するオフィスから歩いて5分ほどの場所なのです。
19時30分からと聞いていたのですが、それは彼女の出番がその時間からと勘違いしていた。
前回鑑賞した際のように、複数のアーティストが順番でステージに上る対バン形式だと思っていたの。
ところがLIVEハウスの前の案内をみると奈美さんの写真とお名前しかないではありませんか?
この時初めて今回のLIVEはスペシャルな奈美ワールドを堪能できるワンマンライブだということを知ったのです。
予習不足・・・
こんなゴージャスなステージでワンマンなんて・・・すごい!
一般的に連想するLIVEハウスよりは、うんと広くて食べ物も飲み物も充実している、ちょっとセレブ感のあるお箱なんです。
わたくしが大好きな大和姫呂未もここで何度かワンマンを行っているので、通いなれているけれど、大和姫でさえ、毎回はこんな広いハウスでイベントを実施することはできないもの。
収容人数が多いから、人を呼べることが第一条件。
そして、エレガントなステイタスにふさわしい実力も兼ね備えていないといけないんじゃないかな?
開演の20分位前には到着。
入場FEEを支払っていると、いつも久野友莉&コーシ・ナカムラ関連LIVEでお会いするSさんご夫婦の奥様と遭遇。
いつもご夫婦一緒なので、今日はお一人ですか?とあたりを見回してしまいました。
夫のモバイルさんは出張中なんだそうです。
席をご一緒しましょうと提案して店内にすすみました。
ステージ真ん前のテーブルにアベトモさんを発見!
アベトモさんは久野コーシの教え子で今月CDデビューを控えた歌謡曲の星。
有難いことに、よくお話させたいただいく機会があり、なんの躊躇もなくアベトモテーブルに着席しました。
彼の前にわたしが座り、アベトモさんの隣にSさん。
気がつくとステージ中央の一番アーティストに近いところに私は席を選んでしまっていたのです。
演奏が始まるまで、ずっと向かいのアベトモさんの方に向いていたので、それまであまり意識しなかったのだけれど、LIVEが始まってから、あまりの近さに驚いたもの。
ちなみに私はまだ発売日を迎えていないアベトモCDを事前にお願いしておいて、購入させて頂きました。
サイン付きでね。
チョット!チョット!チョット!
キャッチーでユーモアにあふれていて一度聞いたら常用したくなること間違いなしの歌謡曲。
コーラスには今回主役の奈美様や、その際アベトモ隣に座ったSさん、久野友莉ちゃん、中村光志さんも参加しているゴージャス盤なんです。
カラオケボックスにも配信されるそうなので、忘年会なんかにはぴったりよ。
さて、メガネをかける必要のない近さでLIVEショーは始まりました。
登場したのは奈美さんではなく、藤原ゆかさんという美女。
Home Sweet Home
奈美さんの知り合いアーティストで同じ岡山県の出身なんだそう。
1曲目は明るいアップテンポの曲。
こぼれそうな笑顔を浮かべながら歌うゆかさんは本当に素敵で見とれてしまったわぁ。
普段初めて見るアーティストの方をあまり誉めることがない私なのですが、彼女の笑顔がみている方にも伝染するような効力を持っているの。
それに目がピカピカしていて、見ている方もピカピカしなくちゃなって思わせてくれるような、まぶしい存在感。
もちろん肝心の歌声も表情豊かで、細かいNOTESにも、ちゃんと詞にあったEMOTIONが表現されていて耳も目もOFFすることが出来ませんでした。
ゆかさんは5曲を披露。
1.No regret
2.lonely
3.neige
4.4season
5.if...
6.FAKE
7.HOME
※ゆかさんのアメブロから勝手にセットリスト拝借しました。
違う曲調の時には、声もお顔ももちろん表情が変わるのだけれど、そのどのバージョンも素敵なパフォーマンスでした。
普段ワンマンの際のOPEN ACTは真面目に耳を傾けない(失礼)わたくしですが、お目当ての奈美さんが登場する前から、もう素敵な異空間に突入することが出来た。
ゆかさんのライブパフォーマンスが終了して、いったん休憩。
煙トモであるアベトモさんとハウスの外に煙草を吸いに行った際に彼が発声した。
”中村さんだ!”
そこには、いつものようにたばこをくねらせる中村光志(コーシ・ナカムラ)の姿が。
多才なシンガーソングライターであり、アベトモの歌師匠でありドリーム・シップ・レコードの代表でもあるコーシ。
今回メインをつとめる奈美ちゃんも、このコーシファミリーの一員なの。
やはり、ワンマンは大切なイベントだものね。
ちゃんと応援にきているのはコーシさんだけではなく久野友莉ちゃんも。
席に戻ってしばらくすると本日のメインイベント奈美クリスマスショーがSTARTした。
真っ赤なドレスに身を包んだ奈美さんは口をあんぐりさせてしまうほど衝撃的な鮮やかさだったわぁ。
背中の開いたドレスはスレンダー過ぎるボディーを華やかに飾っています。
なかなか、ここまでのdressを美しく着こなせる人は珍しいんじゃないかな?
ほぼ前回と同じメンバーによるベテランの演奏にのって、わたしが大好きな奈美ちゃんのボーカルが響き始める。
倍音を含んでいるのでは?
そう思わせるような優しくも力強い声は、がらりとその場の空気感を変化させるの。
※東中野ALT-SPEAKER.LIVEダイジェスト
まるでラスベガスの一流ライブハウスでVIP扱いいで鑑賞させてもらっているようなリッチ気分。
ステージから1メートルほどしか離れていない位置にわたしがいたこともあって、
奈美さんしか見えない・・・
一瞬にして、ストレスの多い汐留生活(正確には築地生活)を飛ばしてくれたみたい。
それほど変わらないはずの緯度経度がまるで別の国のようなんです。
ちなみにテーブル席なので最初は首と体を左に傾けて見入っていたのでが、腰痛もちの私にはきつい体制。
少しずつ椅子をステージに向けながら調整。
それでも、まるっきり正面に椅子を向けるのは、やはり抵抗があって出来ないのよね。
中山式 快癒器 4球式 強弱機能付 背中 腰用
奈美さんの声ってずいぶんな癒し効果があるようで、そのサウンドに包まれていると、少しずつ脳波が安定してくるのを感じたり。
ワンマンLIVEがはじまって、すぐにわたしのラインメールにメッセージが。
こっそり確認すると、こんなセンテンス。
”かおるさん、奈美さんのLIVE行ってます?”
以前久野友莉LIVEでお知り合いになり、何度かご一緒した前さんです。
最近めっきりお会いすることがなくなっていて寂しい!と久野友にも訴えていたの。
(素人ふなさんもね)
こんなメールをくれるというのは、これから来るってことよね?
それとも、もうこの会場にいる?
そう思ってきょろきょろ。👀
とりあえず、LIVE中にアーティストには失礼だと思いながらも、返信しました。
撮影したばかりのステージ上の奈美ちゃん写真を添えて。
”もちろん、来てますよ。待ってます。”
1. 笑顔を見せて
以前にも耳にしたことがある暖かい楽曲。
そしてすぐ近くで耳と心に届く奈美様の声は本当に心地よいの。
2 Smile
チャーリー・チャップリンの名曲をオリジナルの英語で歌唱。
もう間違いなく海を超えました。
ラスベガスの高級なショーハウスで円熟したアーティストのショーをゆったりと楽しんでいる感じ。
入場料は3000円だったのだけれど、このお値段で、ここまでのショーとムード、さらには日常生活では味わえないリッチな空間にSTAY出来るのはお安すぎな設定ですわ。
3 トキハカリ
4 夢物語
奈美さんのつくる曲は独特な個性があって、テンポやテーマが違っても、そのどれもが優しさや思いやりを内蔵しているもの。
寒い季節には温まれること請け合いますわ。
以前私が鑑賞した奈美さんLIVE記事の際にもふれたけれど、曲の合間に語る、その声までもがとっても心地よい周波数なの。
前回のブログではFMラジオの人気パーソナリティーのトークみたいって表現したのだけれど、その声がギフトとして彼女には与えられているのね。
→ 奈美@「音の葉 言の葉 〜新緑のささやき〜」 記事
さらに、前回トークの合間に”えー”という次の言葉を探す、本来必要のないフレーズが度々発音されていたけれど・・・なければ最高なのに・・・
そんな意地悪な批評もしてしまったのですが、今回それが全くなかった。
これってすごいことよ!
やってみると、わかると思うけれど、ずっと一人で語る時に、それらの言葉を挿入しないのは至難の業。
多分奈美さんは、オーディエンスの全ての意見を吸い上げる程の努力家なんだと思います。
すごい・・・
語っている間もショーの一部、奈美ちゃんって本当のプロフェッショナルだなぁ!
改めてその取り組みに感動致しました。
5 素直になれたら
6 クリスマスメドレー
6曲のスタンダードなクリスマスソングをメドレーで・・・
サンタ帽をONした奈美ちゃまは大人の可愛さ。
年代の浅い女子にはない美しさと上品さを兼ね備えた可愛さね。
途中からオープニングアクトを勤めたゆかさんも加わって気分はゴージャスメリークリスマス。
一気に年末にタイムスリップさせられたのです。
ラスベガスのクリスマスショーは、そうは体験出来ないし、実際想像だけなのですが、
こんな感じなんじゃない?
お客様に話しかける手法も洗練されていて、自分が犯したわずかなミステーク(バンドメンバーの名前を間違えるとか)
そこも、しっかりとユーモアに変換する機転もちゃんと持ち合わせていた。
1部が終了して、アベトモさんと外で喫煙。
そうだ、前さんにメールしておこう。
ライブが始まったばかりにラインにメールを送ってきた主ね。
”もうすぐ2部が始まりますよ。”
その文章を打ち終わらないうちに、わたしの左サイドをタックルするガイが。
前さん!
久しぶりの対面がめちゃくちゃ嬉しかったわたくしです。
前さんは、わたしに隣の席に移動して、第2部を迎えました。
ちなみに中目黒の久野友ライブでは前ちゃんと奈美ちゃんの初対面の2ショット写真が・・・
→ 久野友莉 ランタン Spacial Live 記事。
わたくしも、この時初めて奈美ちゃんと会ったのです。
あと、エリンゴとも。
懐かしいわぁ〜
今回は黒をベースにした、それでも可愛いムードのドレスで登場した奈美ちゃん。
ここからはリリースしたばかりのCD”アダージョ”からの曲がメインディッシュ。
懐かしさを感じるメロディーに愛があふれるメッセージがコーティングされているの。
7 音のしずく
8 雪月風花
9 手のひら
※ わたくし、この曲がとっても好きで、なんか心がすさんでいるときにも効果を感じる楽曲。
ここでなぜか奈美さんを残してバンドメンバーがいったん裏手に退場。
みんなどこに行ってしまったの?
なんで戻ってこないの?
わざとらしいぞ!
とは思いながらもなんだか途中から様子が変。
奈美さんがステージでALONEの間、
”告知したい人いる?”
なんて久野友みたいなお客様サービスを介したり・・・
アベトモさんが、リリースしたCDを紹介。
なんか、段取りを少し奈美ちゃんが間違っていたところがあったのかな?
よくはわからないけれど、さすがに少し緊張していたってこと?
でもバンドメンバーがいなくなって、一人でオーディエンスに向き合う、こんな時間。
悪くない・・・
他のアーティストも取り入れればいいのにと思いましたぞ。
流れを思い出した?
一人でピアノの弾き語りでほのぼのとした楽曲を披露。壁面には奈美ちゃんが撮影した有明海の美しい海や夕焼けが広がります。
こんな風に映像をつかった演出って素敵。
ただ、四角いテーブルでフォメ―ションされたフロア。
映し出された景色を見ていると結婚式に参加しているような錯覚に陥ったりもするの・・・
4 波の音が消える海
5 愛しき人へ
6 約束
とても短く感じられたライブショーは最後の時を迎えた。
大きな拍手は、そのままアンコールの拍手へと変わる。
”アンコールなんて予測していませんでした。”
嬉しそうな奈美ちゃんは純粋な人なのね。
多くのアーティストはアンコールもショーの一部として事前に組み立てていることが多いけれど、今回はそうじゃなかったみたい。
でも、本来のアンコールってそういうものよね?
”何にしよう?”
アルバム1曲目に収録されている”音のしずく”を再度披露してくれました。
素敵な夜だったわ。
今回も応援に来ていた月迦さんと久野友莉ちゃんと少しお話した後に、奈美ちゃんのCDを購入して写真をパチリ。
前ちゃんとハウスを出る。
私が勤務するビルが目の前に見えていきなり現実に戻る瞬間。
ラスベガスからドラえもんのどこでもドアで、日常のストレスの多い場所に戻されたの。
でも奈美ちゃんの声を聴いた後は、ここを訪れる前より、ずっと爽やかで、穏やかになれている自分がいた。
素敵なライブを体験して思ったことが2つ。
1、CDがあると、その優しさを自分の居場所でも体感することが出来ていいよね?
CDリリースしていないアーティストの場合は、そこに行けないと聴けないけれど、家にも常備薬はあった方が便利・・・
2、今回これほど大きなハウスでのライブを成功させた奈美ちゃんはすごい!
ずっと真摯に音楽に向き合ってきたからこそ、ここまでたどり着けのでしょう・・・
見習わなくちゃねってこと。
さらに、この会場に集まっている人々は、みんな奈美ちゃんが好きでGETHER AROUNDしているわけ。
他の職業の方だと、こんな体験なかなか出来ませんよね?
自分を好きな人が一堂に会してその前で歌い、話すという行為。
ミュージシャンって,波のある仕事だけれど、本当に幸せを感じられる職業だなぁと羨ましくも感じた。
それにリスナーを癒したり楽しませることが出来るしね。
わたくしも、どこかで、そんなことが出来る環境を目指したいなぁとも思いました。
もちろんシンガーになろうなんて考えても無理だけど・・・
素敵なプレミアムな夜を、奈美ちゃんありがとう!
ちなみに、kaoluお勧めの奈美アルバム”アダージョ”は彼女が参加するライブ、
もしくは、下記の彼女のオフィシャルサイトで購入が可能ですよ!
→ 奈美 - Nami Offical Site
Kaoluのあるある大日記!サイトマップをCHECK?
2015年12月05日
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