普通盛り、中盛り、大盛り同料金!
そううたっているつけ麺店はなぜか多いけれど、
人気の麵屋武蔵グループのつけ麺大盛りは、やけっぱち。
なんと麺1キロまでが同料金なのです。
しかし麺1キロって、これって人が食べる量なの?
なんて思っていたのだけれど、一体どれ位の量なのか?
そして、それを食べきることは果たして可能かのか?
体験してみたくなってきたの。
そこで、意を決して訪れてみた上野の武骨相傳。
麵屋武蔵のお店は待たないで入れるということは、まずないので、
食券を購入してから長いカウンター席の後ろに並んで待つ。
席に着く前に店員さんに食券を渡して量を伝えるのが、このお店のルール。
”特盛1キロでお願いします!”
少し上ずったイントネーションでオーダーを伝える。
”茹で上げると2キロ近くなりますけれど、食べられますか?”
と店員さん。
”はい、大丈夫です。”
そうわたくしは答えたのですが内心は不安でいっぱい!
1キロでも心配すぎる重さなのに、それが2倍にも膨れ上がっちゃうなんて。
しかし、一旦決めたら突き進むのが掟?
しばらくしてからカウンターに通されて商品を待っている間もドキドキ。
残すと罰金なんて制度はないけれど、だからこそ余計に残したりは出来ない!
食べ物にも店員さんには申し訳がたたないからね。
だけど、一度はこの未踏の世界を垣間見てみたかったんだ。
そしてメルマガで、まだ体験したことのない方のために、どんなものなのかレポートしたかったの。
さて登場致しました!
イカスミ入りの黒いつけ汁とめちゃくちゃ密度が高い大皿にのせられた麺。
でも思った程の量ではなかった・・・
と安心しかけたら、店員さんの追い討ちの一言が・・・
残りの400グラムはお変わりでお出ししますので・・・
これが全部ではなかったのね。
最近は、ゆっくりと少しずつ、よく噛んで食べることを習慣にしている健康志向のわたくしだけれど、
今は、そんなことは言っていられない。
胃が満腹を感じるよりも早いスピードで口の中に流し込む必要があるのだ。
麺を多めにすくって、大量に口の中へ押し込む。
甘いイカスミと動物系のスープは相変わらずユニークでいけるし、
麺もするするなのど越しのいいタイプなのだけれど、
急いで食べると、そして大量に口の中に投げ込むと味覚は鈍感になるものですわね。
いつも食べているようには美味しく感じられませんでした。
そりゃあそうだろう!
どんなグルメでも急いで口の中に放り込んで呑み込めば味なんてわからないもの。
やっと、終了した1杯目。
実は、もうお腹いっぱいなんですが・・・
もうストップ!のセリフは、わたくしのプライドが許さなかったの。
ほぼなくなりかけていたスープのお代りをだしてくれた。
1杯目より、かなり甘く感じたのは、食べ過ぎたせいなのか、かえしの配合の違いなのか・・・
5分程待って登場した2敗め。
最初の盛りよりは少ないのはわかるけれど、通常の大盛りよりもビッグな量。
平然を装いながら、食べ進みます。
普段は香ばしくて甘くて、とっても官能的なローストポークをしっかりと味わう余裕もなく・・・
あと300グラム、あと200グラム。
この通常の1杯分を残したところで俄然進まなくなった。
いくら噛んでも唾液の生産が追い付かないというか、全然呑み込むことが出来ないのよ。
ラストを10分ほど時間をかけて、ゆっくりと咀嚼。
なんとか、最後の1本まで胃の中に収めることが出来ました。
お腹が思いっきりせり出しているのは店に入る前とは別人のよう。
普段は大好きな、こちらのお店のつけ麺だけれど、
そのフレンドが敵に見えてくる食べ方は、やはりよくないですわよね!
大食いの達人以外は、ゆっくりと、味わって食べるのが一番の食の幸せ。
もう2度と1キロなんて、言ったりしません。
すみませんでした。
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