2014年10月24日

孤独な嘘

孤独な嘘(2005)

孤独な嘘 [DVD]

(原題)SEPARATE LIES

(監督)ジュリアン・フェロウズ
(主演)
トム・ウィルキンソン
エミリー・ワトソン
ハーマイオニー・ノリス

深夜テレビで外国映画を放映している日がよくあるけれど、
ちょうど、その開始時間を少し過ぎた頃がわたくしがベッドに向かう時間なのね。

歯磨きも、夜の洗顔も終え、最後にテレビをぼんやり20分ほど眺めるのが
いつ頃からかのわたくしの習慣。

しかし、その存在さえも知らなかった映画が、
5分見ただけで,続きが気になってしょうがなくなることがよくあるのです。

どちらかというと地味な印象の映画の方が、その傾向は強いのだが、
大作だったり見ようとして構えていると、その期待値に負けてしまうのかも・・・
ということで、この映画も最初の10分何気に見ていたら、
1時間見続けることになり、

このままだと朝になる・・・

そう思って見て録ボタンを押した作品。

ひき逃げ事件をきっかけに明らかになった妻の不倫と重大な罪。
この大きな問題を抱えた夫婦の愛憎を圧倒的な演技力で見せてくれます。

問題のないように見えていた際には、お互いに距離を置いていたように感じられる夫が、
妻の裏切りによって、どんどん感情を揺り動かされ、
どんな、みじめな立場に追い込まれても彼女への愛を確信していく心の流れは
痛々しすぎるけれど、美しくもあるわけ。

ここまで、されて、こんな風にわたくしだったら思えるのだろうか?

その場になってみなければわからないことだけれど・・・

この映画は1つの明白な事実と、間違いをわたくしに思い出させてくれたの。

これだけ、相手のことを思って尽くしているのだから、相手もそれに応えてくれるべき!
わたくしも含めて多くの方が陥りやすいミステークですが、
そもそも、人のために尽くすのは自分のためで、相手に期待するのはエゴ!
そう思い出したわけ。

数か月前に仲良くしていた中国の女の子と喧嘩したのも
わたくしのエゴだったと気が付いた。
彼女の親の保証のために何回も市役所に行ったり、広告のお手伝いを無償で行ったり・・・
だけど、わたくしの、食事のお誘いには、なかなかのってくれなかったり・・・

そのことに感謝するべきだと、わたくしは考えていたのだけれど、
人の気持ちはコントロールできないわけで・・・
自分がそうしたくて、行動したことが全てなのよね。

愛情ももちろん、そう。

後半かっこよすぎるハズバンドは実際にはお見受けしないような人格者だけれど、
彼を見て、愛情って人に向けられるものなんだけれど、それは自分のためのものなんだって。
そのことをリマインドさせてくれた。

そのことを理解すれば、パートナーとも今までよりも
より、分かり合えたりするんじゃないかしら?

とにかく渋いけれど心に残る映画でございましたわぁ・・・
買ってみる?それとも借りて見る?





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