成田空港のロビーで、わたくしに声をかけてきたのはカード会社の勧誘員だった。
”いえ、今日は見送りにきただけなんで。”
”娘さんですか?”
わたくし、若く見られる方なのに、海外に出発する娘がいるように見えるのかしら?
年齢的にはあり得なくはないが、そうは見られたくなかったからショック。

彼女たちと歩いているのを見かけたのかな?
どちらにしても中国国籍の友人と親子に見られたということなのでショックには変わりないわぁ・・・
彼女たちというのは数年来仲良くしてもらっているチャイニーズガールCの家族2人。
Cと同じ住まいに住むいとこのRと友人のA。
ここ数か月で、この2人とも時々会うことがあり、Aから、帰国する際に荷物がたくさんあるから送って欲しいと頼まれたの。
Cは1月の初めに帰国済。
そこで有給をとって、わたくしは彼女たちの住む東十条のアパートを朝訪れたのさ。
アパートにはAの友人の中国人男性も来ていて、彼は東京駅までの協力要員だそう。
部屋の中の4人のうち、日本人はわたくしだけ。
当然会話は中国語で進行するわけで、残念ながら中国語を理解する頭がない、わたくしは、
全く会話に加わることが出来ませんでした・・・

ただ男性の喋る生の中国語は久しぶりに耳にしたので
まるでジャッキー・チェンの映画のセリフを聞いているようだったよ。
事前に知らされていたけれど、彼女たち2人の荷物はまるで夜逃げのような量で・・・
大きなスーツケースが4つ、その3/4くらいのスーツケースが2個、でっかいリュックに手提げかばんが数ピース。
わたくしはAの赤いリュックを背負い、まずはスーツケースを1個ずつ3階から1階へと移動。
男子の2人がでっかいスーツケースを2つずつ担当して出発です。
京浜東北線で東京駅へ。
ココから成田駅行きのバスに乗り換えるんだ。
最初はすいていたので、わたくしも席に座っていたけれど、スーツケースが勝手に電車の揺れとともに動いてしまうので立ち上がって手で固定。
※女子たちはスマホをいじっております。
東京駅周辺の道路をつっかかりながらバス停に到着。
ここでさわやかなジャッキー・チェンとお別れです。
バスの前の座席で話続ける彼女たちの声をききながら、わたくしは居眠り。
まるで中国のラジオを聴いているみたいだったわ。
それにしても中国の方って、なんて早口なんだろう?
1時間ほどで空港に到着。
本当に久しぶりの成田空港。
数年前に台湾を旅行した時以来。
懐かしいわぁ・・・
→台北に到着記事
空港にはスーツケースを複数運ぶカートが用意されているから、
バスに乗るまでの筋肉痛が嘘のようにスムーズ。
だけど、カートは3つ必要だったけどね。
彼女たちが乗り込む飛行機は16時55分出発予定のMU522便。
チェックインまで1時間くらいだったのでマックでバーガーセットを買ってロビーで食事。
搭乗受付カウンターの近くに荷物の重さをチェックするための計量器があるのだけれど、
6つのうちの5つが規定の重量をオーバーしていたわけで・・・
それでも彼女たちはなんとかなると思っていたみたい。
ところが、いざ搭乗受付が始まると、なかなか戻ってこない。
やはり重量オーバーで認可が下りなかったようだ。
その後スーツケースを開けて手荷物に押し込んだりすること30分。
一度でOKが出ずにそれを何度か繰り返したので本当に時間ぎりぎりになっちゃて、
飛行機に乗らないわたくしまで、冷や汗。
あわただしく彼女たちは搭乗口へと向かっていきました。
数日前までは彼女たちは、わたくしのことを
”Kaolu”さんと呼んでいたんだけど、
今日の午後には2人とも”Kaolu”と呼び捨てになっていて、
それが、ちょっぴり嬉しかったり・・・

そう、わたくし女子に呼び捨てにされるのが快感だったりいたしますの。
それにしても空港を訪れると、本当に外国に行きたくなるわよね!
周囲の出発の方々が輝いて見えたもん。
それにしても腰が痛い・・・
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