この手紙が君の手元に届くころには、僕は、もう、この世の中に存在しない過去になっているだろう。
僕の肉体は海の深いところに沈み、魚のえさになって、なくなりかけてるのではないかと推測する。
だけど、君を愛する魂だけは滅びることなく、ずっと君を思ってる。
そう考えるのは馬鹿げているだろうか
僕の目の前の窓からは、夜の海厳さかに広がっている。
激しい波音を奏でながら、ぼんやりとした月の光が波の表面に映り、時々輝いて見える。
僕は今、君と初めて旅行した、あのペンションの、あの部屋で手紙を書いている。
あの海に面した2階の白い部屋だ。
明日の夜、僕は、あの美しい海の中に、自分の命を沈めようと思う。
だけど、悲しまないでほしい。
だって、君には涙は似合わないから。
でも結局、君に一番悲しい思いをさせる結果になってしまったのかもしれない。
すまない。
随分迷ったんだけれど、やはり君だけにはすべてを知っておいて欲しかった。
年末に大掃除をしていたら、10年以上も前に書いた短編小説の原稿用紙が出てきた。
実は一昨年も年末アナログの過去の原稿をエクセルに打ち込んでいたのだけれど、
去年の末も、同じ作業を。
データにしておけば、ブログ記事としてもコンテンツとして利用出来るし、
ホームページの付録のもなる。
そこで紅白歌合戦を耳にしながら、かちゃかちゃタイピング。
2013年内に打ち終わりたかったのだけれど、間に合わず今年を迎えて30分程で
タイピング終了。
一昨年保存したデータは結局まだ公開しないままだったことを後悔して、
今回保存した小説をマイフェイスブックページに公開致しました。
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小説の出来は別にして・・・
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