もともと日本語を言語としないで育った著者がこんな難しい日本語で書籍を出版するなんて
AMAZINGです!
通勤の際の毎日の読書が欠かせない俺のためにハニーが実家に立ち寄った際に、
彼女のお兄様のかつて読んでいた本をもってきてくれました。
そのブックスがタイトルの日本人の英語と続日本人の英語。
1冊目の日本人の英語は1990年に発行されたもので、
古!
と借りた際には感じたんだけれど、読み進めていくうちに、ちょい英語を齧っている(ガリガリ)
私にも知らない情報がわんさか。
全般は主に前置詞、a, theについて解説してくれているのだけれど、
その定冠詞の選び方による違いだったり、日本人にはわかりにくいヒントをたくさん与えてくれるのです。
そのほか、なんで、この単語が選ばれるのか?その意味って何やねん?
みたいなわかりやすいガイド。
日本の英語学習って、英語を日本語に訳すという作業が重要になっているけれど、
そのニュアンスの違いだったり、その言葉を使用する考え方にはほとんど触れていないんだ。
俺のずっと前から、そのことには不満をもっていて、和英辞典や、NHKの英語プログラムでさえ、
この単語には、こんなにもたくさんの意味があります!
って実はそのコンセプトが日本と違うだけで、根本にある単語の意味は同じなんだよ!
ということ。
そんな解説が学校の英語学習はもちろん、パブリックな英語教育ショーでも、封印されているのは、間違っていると俺は思うのね。
この本を読んで知っているつもりだった、定冠詞の使い方、その意味の違いに目から鱗。
(本当に目から鱗が落ちたら怖い)
英語を学んでいる方には、古すぎて信じられないかもだけれどお勧めですぞ。
EX
Last night, I ate a chiken in the backfield.
昨夜、鶏を一羽捕まえて、そのまま(羽をむしって)裏庭で食べてしまった。
Last night, I ate chiken in the backfield.
昨夜、裏庭で鶏肉を食べた。
定冠詞って意外と誤解を生むものだったんだね。
日本人の英語
日本人の英語 (岩波新書)
@ メイド・イン・ジャパン
A 鶏を一羽食べてしまった
B あの人ってだれ?
C 間違いの喜劇
D 思いやりがなさすぎる
E 文脈がすべて
F 慣用の思し召し
G 意識の上での距離
H かつらとかもじ
I 明治な大学
J もっと英語らしく
K 点と線
L 泣き続ける彼女
M 去年受賞したノーベル賞
N アダルトな表現を目指して
O 慎重とひねくれ
P 知識から応用へ
Q したがってそれに応じる
R ”だから”と”だからさ”
S 自然な流れを大切に
続日本人の英語
続・日本人の英語 (岩波新書)
@ 小指に結んだ赤い糸
A ここはカンザスじゃないみたいよ
B 花椿と赤いねこ車
C ぼつぼつ寝ませんか
D 心の揺れから生まれる言葉
E ことばの情景
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ラベル:日本人の英語 マーク・ピーターセン