
→ 2022年5月閉店
”トイレどこですか?”
”うち、トイレないんですよ・・・”
トイレのない飲食店ってあるもんなんだね。
このお店に入る前に駅のトイレで用をたしておいてよかった・・・
こんな客とスタッフの会話が印象に残ったらーめんを待っている間の一時。
仕事で西武線の駅近くに訪れた後に乗換駅の池袋で以前から気になっていたお店を訪れてみることにしたの。
池袋なんて都会は最近めっきり訪れる機会がなく、せっかく通りかかったんだもん。
やっぱりラーメン食べとかなくっちゃ。
池袋西口近くの路地に到着すると、そこには俺のお目当てのお店ではなく、
違うらーめん店が。
店頭の写真もコピーもとても魅力的に見えたので、
こちらのお店にイン。
店内はとても狭く、2人用のテーブルが数個とカウンター席。
入口の券売機の隣には小さなテーブルが設置されており、
その上には味付け玉子を乗せた大皿とそれを取るためにトング、小皿。
壁に目をやると、そこにあったポスターにはこんな表記があったの。
味付け玉子
一個20円以上の募金でお願いします。

小さなテーブルに視線を戻すと、蓋のついた透明な容器に硬貨が詰まっている。
こちらにお金を入れて自分で玉子をサーブするサービスのようだ。
20円ってめっちゃ安いじゃん!
だけど、募金って何?
ボランティア資金じゃないんだから・・・
店頭でこのお店の名物とうたってあった醤油らーめん(700円)を
麺硬めでオーダ―した後に、小銭入れの中身を確認。
10円硬貨が1枚、50円硬貨が1枚、100円硬貨が4枚・・・
20円以上ならいくらでもいいわけだけれど、
20円で済むところを50円支払うのは貧乏人の俺としては悔しい。
だけど気になる。
隣の人がこの玉子を取りに行ったのを見て、欲望に逆らうのはやめた。
そっか50円で2個食べればいいんだ。


注文の品が届いてすぐに50円硬貨を容器に入れて玉子2個をゲット致しました。
冷たい玉子の1つを、まずはそのまま。
とろけでるほどの半熟ではないけれど、甘くておいしかったわ。
さて(魚介)醤油らーめん。
見た目がまるで味噌らーめんのよう。
というのは、モヤシと葱が丼の上部に飾られているから。
しかも後で気が付いたんだけど、挽肉までスープにミックスされている。
他にはチャーシューが2枚と、メンマ
焦がした葱(?)のチップがスープに浮かんでおります。
まずはスープ。
魚介の風味が鼻孔をくすぐり、豚の脂が滑らかさを演出しております。
味はあっさりだけれど、スープのだしは濃厚。
このスープの自然な味をより分かりやすいようにするための薄味バランスなんだろうね。
ただ卓上には醤油があるので、味が薄すぎ・・・
と思った方は俺がそうしたように、その液体を加えることによって、自分好みの味に近付けることが出来ます。
ただ温度がめっちゃ熱い!
気をつけてフーフーして食べないと俺みたいに口の中の皮がぺロリンということになっちゃうよ。
麺はラーメンにしては太めの白い線。

小麦の自然の甘さと香ばしさを感じさせてくれる俺が大好きなタイプのイケメンなの。
豚肉はワイルドな香りを残しながらも柔らかくてジューシー。
スープは後半になる従って、様々なスパイスが沈んできて濃くなっているから、
余計に後味は満足!
久しぶりにまた訪れたい!というお店に出会ったよ。
だけど、このお店に入る前には、ちゃんとトイレをすませてから行ってね!
ラーメン むてっぽう 西池袋店 (ラーメン / 池袋駅、東池袋駅、都電雑司ケ谷駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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