
蚕ってこんな食感&味だったのね?
珍しくてオーダーしたけれど、次にオーダーすることはないかも。


焼いた蚕が5体串刺しになっており、こんがり炎の上で焼いた後に恐る恐る口に運ぶ。
ぷちっとした歯ごたえで胴体を噛み切ると小龍包のように甘い体液が口の中に噴き出すんだ。
表面は焼いたせいなのか、まるで蝉の表皮のように(って蝉を口に入れたことはないけれど_)
硬くってとても喉に流し込めないの。
多くの人がフルーツを食べる際にするように皮は食べないものなのかもしれない。
こんな珍しい料理がいっぱりメニューに並んでいるのが俺の友人のチャイニーズガール Cが選んだお店。
実は当初新宿でロボットレストランのショーを鑑賞しようと予約していたんだけれど、
急に人身事故でJR線がストップ!
彼女が間に合いそうもないのでお楽しみのショーをキャンセルして彼女の行きつけの中華(?)料理店を訪れたの。
店員さんたちは多分みんな中国の方々で俺の連れも中国語で会話。
まるで中国に来たみたいな感覚ではあるけれど、ちょっと仲間外れにされた気分もあったり・・・
お客様の中国人の方々が半分程を占めている。
テーブルの中央には焼肉屋さんのような焼きスペースがあり・・・
何のお店か知らされないまま店に入った俺は
”また焼肉?”(前回の彼女との会食は焼肉だった)と思ったのだけれど、
そうじゃなくってよかった。

各メニューに写真の紹介があり、視覚的には分かりやすいのだけれど、効きなれないワードが結構ならんでいて、
一見しただけではどんな料理かはよくわからなかったりね。
唯一俺がオーダーしたのは焼き餃子だけで、あとは彼女にほぼお任せ状態。
串焼きの種類も豊富で、これらを先程の焼きスペースでセルフサービスで熱を通していただくわけ。
羊、牛肉、イカ、豆腐巻き、そして先程の蚕をオーダーしたのさ。


豆腐巻きは初めてみるグルメだったよ。(だから頼んだんだけれど)
薄く伸ばした豆腐シートの中にパクチーなんかを巻き込んだ香り高い一品!
俺は結構気に入ったけれど、この独特な香りは好き嫌いがはっきりとわかれるところ。
他にも海鮮の醤油煮込み、スペアリブの煮込み(商品名はいいかげんです)を注文。


どちらも香港っぽいスパイスがきいたシンプルではない味付け。
異国情緒満点です。
そしてもう一品、蚕よりも?インパクトがあったのは骨揚げ?
豚肉を骨ごとスパイスを絡めてあげたもので、
みかけはケンタッキーフライドチキンをもっともっとワイルドにした感じ!
この皿と一緒にビニールの手袋が提供され、手が汚れないようにこれを装着して骨から肉をほじくるというわけ。
俺の前のチャイニーズガールはさすがに食べなれているようで見事に骨からお肉をはがして
口の中へ運んでいるのだけれど、俺の方はぼろぼろ。
しかも、この手袋をしていることによって、なんか食事をしている感じがしないんだよね!


俺の勝手な先入観が利用なんだろうけど、
まるで手術?実験?ゴミ箱から漁る?ゾンビ?
と後半食事には関連しながらのグロテスクな想像ばかりが頭をかけめぐったのです。
だけど五香粉っぽいスパイシーなアクセントはとっても美味しくって・・・
しかし面倒臭がり屋な俺はあまり手が出なかったりね・・・
とにかく俺のような一般の日本人があまり目にしない商品がいっぱいメニューにある
素敵なお店で、プチ海外旅行しているような楽しさ。
日本風にアレンジされた味ではきっとないので、好き嫌いははっきりすると思うけれど、
体験したことのないアジア料理を味わいたいなら、絶対に満足するとわたくしは思いますわよ。

千里香 (ホルモン / 大久保駅、新大久保駅、西武新宿駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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