俺の愛読書と言ってもいいほど欠かさずGETして目を通しているフリーペーパーがぱど。
この中でチェックするのはせいぜいらーめん店だけではあるのだけれど、
クーポンがついているのを見ると、期限内に行かなくちゃいけない気がしてくるのが、媒体社の思惑通り。
さて8月31日発行の竹ノ塚・梅島エリア版の8ページめに見つけたのが、俺の住まいも最寄駅に出来たつけ麺専門店の広告。
しかも2つの特典が両方使用可能!
@味玉1個 OR ワンタンサービス
Aチャーシューときゅうりの和え物 OR 餃子4個
これはやはり期限内に行かなくちゃ・・・
ただでさえ最寄駅には麺やさんがほとんどないのにチェックしないわけにはいかない。
ただで地図を確認すると谷塚駅より徒歩15分。
この店が立地する記念体育館通りは俺は知っているけれど、15分では行けっこないんじゃない?
週末の仕事帰り。
谷塚駅に帰り着いたのが21時30分。
このお店の営業時間が22時まで・・・
急がなくては・・・
早足で汗を流しながらスピードをアップ。
つけ麺の名店麺座風水を過ぎたらエネオスの前を左折。
そこから大急ぎで10分。
つけ麺の文字が照らされた看板を発見!
21時45分。
俺みたいにせっかちではなく普通のスピードのウォーカーには間違いなく25分はかかる距離。
徒歩15分はないよなぁ・・・
カウンター7席ほどのこじんまりした店内には先客は一人。
券売機はないのね・・・
メニューのバリエーションは5種類。
つけ麺、辛つけ麺、ごまつけ麺、辛ごまつけ麺、ラーメン。
そのすべてが700円均一!
つけ麺は400グラムの大盛りの同料金。
どれにしよう・・・
ごまつけ麺ってどこにでもあるメニューではないから、辛ごまつけ麺の大盛りをオーダー。
いつものように麺硬めでお願い!
前述のぱどクーポンではワンタンと餃子を依頼しました。
だってワンタンが入ったつけ麺って今まで味わったことがないんですもの。
それは迷う必要のないところ。
カウンター上にはゆで時間6分とあり、
座って5分で餃子が、そしてほぼ告知通りぴったりでつけ麺が登場したぞ!
”汁熱くなっているのでご注意ください”
多分OPENして間もないせいか、店主の愛想は極めて◎。
つけ麺にしては太めではない大量の麺をまずは1本。
グジャ・・・
柔らかい食感と生暖かい不快な温度が口中を駆け巡る。
何?これって冷水じゃなくて、ひょっとして水道水でしゃかしゃかしただけ?
少なくとも水切りも不十分なようで、大量の麺の下にはたっぷりの水が・・・
もともと柔らかい素材の麺なのかもしれないけれど、冷水でしめられていたらもっと表面が違う風になるんじゃないかなぁ・・・
スープの上にはのせ物がたっぷり。
クーポン使用のワンタンが数枚、棒状にカットした鶏肉のチャーシュー、メンマ、なると、葱。
トップには粉上の胡麻。
見かけはゴージャスなファットレイディー!
最初はスープだけをレンゲにとって唇の先へ。
ぬる・・・い・・・
熱いと思ってそっと口にしたスープがめっちゃぬるかった時のショックって結構大きいものだよ。
なんでこんな温度が低いの!
実はスープの方は決して悪くないお味。
魚介と鶏がら(?)に醤油と胡麻を加えた独創性のある、どちらかというと美味しいスープ。
ただ全く辛みというのがどこにも感じられなかったので、単純にからごまつけ麺のオーダーをごまつけ麺に聞き間違えただけなのかも。
それにしても温度って大事だよね!
素材のバランスがぬるい不快な温度によって失われている。
・・・
ごまつけ麺もワンタンつけ麺もあまり見かけないし、基本味は悪くないので、
本当にもったいないわぁ・・・
ちなみにワンタンは単体で味わうと具が少ないどうってことのないものだけれど、
この皮が麺を持ち上げる際に一緒に口の中に入るのが楽しいのよ。
今までなんでなかったんだろう?こんなつけ麺?
そしてなんでこのお店はヒーローズなんていう店名にしちゃったんだろう?
多分アメリカの大ヒットドラマ”ヒーローズ”のように個性が違う複数の主人公がラインアップしているというコンセプトなのだろうけれど、
メンが同じで(多分)基本のスープが同様であればそのコンセプトには合致していない。
せっかくあまりみかけないワンタンやごまつけ麺を用意したんだから、
店名胡麻ワンタンつけ麺○○の方がよほど試してみたくなると思わない?
それで現在は追加オーダー式のワンタンをデフォルトにして、値段はあがってもいいから、ワンタンの味のレベルを上げる。
メインのごまワンタンつけ麺の他にも胡麻がないタイプもアリマス的な演出の方が受けると思うんだけどなぁ・・・
思い切ってアピールポイントを知ってもらわないと、こんな辺鄙な場所でお客を集めるのは困難だし。
と実はこのつけ麺をもっと良い状態でとっても食べてみたくって熱くなってしまいました。
スープはぬるいけど・・・
サービスで頂いた餃子はとっても薄い皮のもので、箸で持ち上げるとそれだけで半分に折れてしまう。
この薄い皮でしっかり形をつくっているのすごい!ともいえるんだけれど、
こちらの餃子は皮を食べる料理ではないはないかも。
散々文句を言ってしまいましたが、また訪れたいと思うのは、このお店にしかない個性を感じたから。
OPENしたてで調理にきっとまだ慣れていなかったんじゃないかと推測します。
きっと数か月後に訪れれば印象ももっと違うんじゃないかなぁ・・・
つけ麺ヒーローズ (つけ麺 / 谷塚駅)
夜総合点★★☆☆☆ 2.5
美味しいらーめんメニューへ
【関連する記事】