これはめっちゃユニークなつけ麺ですわ!
何のメディアだったか忘れたけど、このお店の情報を目にしてから試してみたくてしょうがなかったんだ。
人気らーめんブランドであるけいすけの7代目。
こちらは通常のチェーン店のように、どの店でも同じ味をというわけではなく、
それぞれで、そこでしか食べられない味をというコンセプトが大変魅力的!
麺屋武蔵もそれぞれに違う味の店つくりだけど、こちらの方が当たり外れは大きいけど個性の幅も広い。
さて休み前の夜にはるばる訪れた秋葉原。
デニーズの近くの店舗はすぐに探し当てることが出来た。
デフォルトの極辛BLACKつけ麺は780円とちょっと高め。
でもこちらが一番安いメニューだから選択の余地はない。
辛さが5段階から選べるようになっていて、俺は中間の3辛を。
辛いもの大好きな俺は従来であればマキシマムな刺激を求めるところなんだけど、
唐辛子って味が強いから、本来のスープの味がわからなくなってしまうんだよね。
そんな今までの反省点を踏まえてのチョイス。
もちろん麺硬めでのオーダーです。
夜9時過ぎで、カウンターのみの客席は1/4程度の占拠率。
卓上の説明なんかを見ながら待つ。
目の前にはつけ麺TETSUのように置いてあるような食べ方ガイドイラストが。
まずは無料のライスが(お通しのように)出されます。
こちらは卓上のふりかけや漬物と一緒に、
余ったらつけ汁をかけて食べましょう!
みたいなことが表明されているのだけれど、別にライス出てこないし・・・
ゆでたまご無料!
基本一人1個までですが、2個までは目をつむります。
う〜ん、楽しいサービス!
だけど一体どこにゆで玉子があるんだろう?
早く疑問は解決したいから店員さんに尋ねる。
単に卓上の籠の上が空になったのを補充していなかっただけみたい。
すぐに目の前のカゴに玉子が盛り付けられました。
先程の食べ方ガイドの続き・・・
卓上の黒酢で味を変化させるも一興。
そして最後には締めにスープだけ楽しみたい方は、
是非ジャスミンティーを・・・
通常はスープ割するところを、このお店はジャスミン茶割にするそうな・・・
食べる前から興味が膨らむし、試したいポイントが目白押し。
さて7分程で麺とつけ汁が登場
先程のガイダンスを目にしていると全てTRYしたくなるから、
”ライスも無料なんですか?”
ときいてみた。
”すぐにお持ちします。”
単に店員さんが忘れていただけみたい。
俺の右隣のお客様のこのサービスをすっかり忘れられていたようで・・・
すっかりつけ麺を食べ終わった後に、ご飯をサーブされそうになって、
”僕はお腹いっぱいだかr、もういいです。”
と遠慮されておりました。
店員さんのイメージは決して悪くはないんだけど、
他のけいすけさんでも気がきかないなぁと思うことが何度もあり・・・
アルバイトの方に対する教育システムに時間をかけなさすぎなのか、
あるいは簡易に済ませすぎているのではとの印象をいつも持ってしまうのです。
さてBACK TO THE本題!
麺は中太の麺。
スープは極辛BLACKつけ麺というお名前通り黒いのだわ。
スープから突き出した揚げ物はカレイのフライときいておるが、こんなに分厚いとは思っておりませんでしたぞ。
まずはいつものように麺だけをすする。
つるつるした高級な乾燥うどんを茹でたような食感でつるつる。
だけどコシだったり、強さだったりは感じないので俺好みの麺ではございません。
ただ、スープが、めっちゃユニークで気に入ったんだわ。
スープ表面の半分を覆うマー油。
でっかいカレイの唐揚げが3ピース程。
魚介、動物系が混じった通常のWスープに味噌が+されていることまではわかるんだけど、
この奥行は何?
カレイって身が薄い魚って印象を俺は持っていたのだけれど、この分厚いピースはなぜ?
周りは片栗粉(多分)でフワフワで身はめっちゃ柔らかいの。
カレイフライが入ったつけ麺スープなんて初めて!
それにシャキシャキした野菜・・・もやし、セロリ、メンマ、玉ねぎ→こちらがめっちゃいいアクセントなのです。
極辛なのに赤くないのはなぜ?辛くないのはなぜ?
この極辛なら最強の5段階でも基のスープの味を素直に楽しめるかも。
でも全然辛くないです。
だけど美味しい・・・
もちろん無料のゆで玉子をムキムキしてトッピング。
半熟ではないけれど、中心が少し柔らかめの無料にしてはありがたすぎる玉子。
ご飯にスープをかけても、もちろんいけますです。
単体では魅力を感じなかったこの控えめな麺も、
この汁につけることで、進化したうどんのように気になる存在になるのです。
黒酢を投入しても味の変化を楽しめたり、
最終でミックスしたジャスミン茶は・・・
今までの割スープがバカバカしく思えるほどのアイディア!
今までの割スープって単に濃度を薄くするだけのお湯とほぼ変わらないイメージだったのだけれども、
こちらのお店は味をまrた変化させるんだわ。
一体何変化させれば気がすむわけ?
スープのコクは薄まるけれど、変わりにチャイニーズな爽やかな風味が鼻腔をくすぐって
大陸的だけど繊細なお味に変身するのでございます。
この方法を発見した人はえらい!
ということで、最初は値段高すぎという印象だったかれども、食べ終わる頃には安すぎじゃん!
というイメージに変化させられてしまった俺。
まるでつけ麺会の遊園地やぁ〜・・・
この様々なチェンジは食のエンターテインメントで気に入ったよ。
麺の量はそんなに多くはないのに、もう満腹!
このつけ麺屋さん、つけ麺ファンにとっては一度は訪れてみなくては行けないお店であることは間違いなさそう・・・
極辛BLACKつけ麺七代目けいすけ (つけ麺 / 秋葉原駅、新御茶ノ水駅、御茶ノ水駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
美味しいらーめんメニューへ
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