監督/長谷川和彦
キャスト
水谷豊 (斉木順)
内田良平 (父)
市原悦子 (母)
原田美枝子 (ケイ子)
白川和子 (ケイ子の母)
青春の殺人者のサントラ版が発売されたよ。
初めてゴダイゴが音楽を担当した映画。
随分若いころにラバイバル上映で映画館で観賞したこの映画めっちゃインパクトがあって印象に残っているんだ。
俺が見た日本映画の中では一番強く覚えているかも。
ということで久しぶりにこの映画が見たくなってツタヤディスカスでDVDをレンタルして観賞致しました。
多分20年ぶり以上に目撃するこの映画。
水谷豊が若い!
そしてその当時はおばちゃんに見えていた市原悦子も若い!
今の俺の年齢よりも若いんじゃないかな・・・?
千葉県市原市で実際に起こった事件に取材した芥川賞作家中上健次の蛇淫をもとに、両親を殺害した主人公の心理を描写した衝撃作。
とにかく血が・・・
脳裏に焼き付いてしまうのよ。
母を殺してしまうまでの状況が克明に描かれていてショッキングです。
1シーンが長くてリアリティーあふれる映像。
こ、こわい・・・
水谷 豊も市原 悦子もすごい役者だよね。
原田 美枝子はこの映画を見ていても、今と違ってそんなに演技派って印象はないんだけど、
当時これほど脱ぎっぷりがいい女優さんはいなかったんだろうなぁ・・・
うん、暗い映画だけど見ごたえがあるよ。
命の重さと軽さを同時に考えさせられる深い映画。
そんなこの映画の音楽を担当したのがゴダイゴ。
映画のエンドロールには
音楽・・・ゴダイゴ LP 新創世記よりとあり、
レコードのA面のほとんどの曲がこの映画で使用されている。
これが映像にすごくあっているんだよね。
後半の”It’s Good To Be Again”なんかは逆説的だけど、
この映画のテーマにも合致していて、めちゃ感動を増長するのだよ。
このアルバム以外でも タケカワ・ユキヒデのソロアルバムからも”白い小鳥”が何回も使われている。
この時代に英語歌詞の歌を使用するなんて、かなり革新的だったんだろううなぁ・・・
やっぱりタケカワ・ユキヒデの声っていいわぁ・・・
特に若い頃の・・・
このサントラって今まで発売されてなかったのね?
さて聴いてみる。
印象的なボーカル曲は全て新創世記からの歌なので、このサントラには全ては収録されていない。
代わりにミッキー吉野の映像にあった音楽が・・・
これだけ聴くと、なんだこの怖い音は?って思うけど、
映画を観賞すると、この音がめちゃシンクロしているのだ。
映画音楽としてはきっと最上の音楽。
まるで効果音のように映像を引き立てている。
だけど、このサントラ、もう終わり?と思うほど短い。
だけどミッキー作曲の貴重なテイクを観賞出来るのは有難いよ。
ちなみにこの映画のサントラと言える程のゴダイゴのデヴューアルバム ’新創世記”
この映画を観賞してから聴くと、また違った風に聴こえるから不思議。
映画も音楽も超お勧めです!
ゴダイゴファンじゃない方はこのサントラ買わなくても新世紀で十分かもしれませんが・・・
新創世紀
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