電通四季劇場 海 で公演されている”ウィキッド”

友人のゆかりがチケットを取ってくれていて、誘ってくれたんだ。
このミュージカルが大ヒットしているのは知っていたけど、オズの魔法使いを原案にしていることの他は、ほとんど予備知識がなかった。
プロントでお茶&煙草をした後に会場入り。
なんと俺たちの席は最前列!
舞台中央から向かってやや左側。
緞帳は下りたままだけど左右には舞台で使用されるであろうセットの階段が見える。
かなりこったつくりでまるでディズニーシーのアトラクションの中にいるようだ。

さて照明が落ちて、まずは役者さん演じるお猿さんたちが俺たちの頭の上をロープをつかってくるりと回った後に、
緞帳は上がった。
役者さんたちがすぐ目の前にいる。
しかも俺たちの前には他のお客HEADがないから目の前の世界に引き込まれるには絶好の条件。
舞台が始まって数分後には俺はオズの国にいたんだ。
やっぱり最前列って大!迫力だよね!
このウィキッドはオズの魔法使いをベースに作られた
「オズの魔女記」(グレゴリー・マグワイア作)を原作にしているんだって。
2人の女性が”西の悪い魔女”と”善い魔女グリンダ”になるまでの数奇な運命が壮大なスケールで描かれております。
それにしても皆様の表現力ってすごい。
歌も踊りも、そしてもちろん芝居も・・・
観客を猜疑心なく、別の世界に連れて行ってくれるだけの実力を持った人たちばかり。
主役のグリンダとエルファバはもちろん、台詞のないキャストもしっかりとその世界観をつくり上げている。
特に猿を演じていた役者さん・・・本当に動きが猿のようで、彼が人間であることを最後のカーテンコールまで忘れておりました。
この劇場が特にすごいのかもしれないけど・・・セットにも相当驚かされたなぁ〜
大掛かりな銅像や橋が一瞬にして舞台上の景色を変えたり、登場人物たちが持つ小物に至るまで相当のこだわり。
椅子やベッドが舞台裏からステージ中にセッティングされるんだけど、
人が押しているわけでもなく・・・自動的に椅子やベッドが意志をもっているかのようにその場でぴたりと止るんだ。
リモコン?
俺の知らない間に演劇もこんなにハイテクになってたのね?
悪い魔女と人々に誤解されて追い詰められたエルファバが魔法のほうきで空高く上っていくシーンで第1部は終了。
エルファバを見上げると天から眩しい何本もの光が俺たちにも降り注ぐんだ。
15分程度の休憩時間にはトイレに行っとかないと・・・
上演中に最前列の客が立ってトイレに向かうことは出来ないもんね。
みんないっせいにトイレに集中するから男用も相当の行列だったよ。
後半はますますドラマティックに主人公たちが追い詰められていく。
アメリカのオリジナル版と同じ音楽はどれも美しいメロディーで心情を表現するのにぴったりの音色。
ただ日本語って強いし、独特だから、このメロディーにすんなりはまっていない気がするのも正直な感想。
これが英語だったらもっとメロディーがすんなりと頭に入ってくると思うんだよね。
主人公たちの憎しみ、愛情、友情に鳥肌をたてながら、3時間近くの上演はあっと言う間に終了!
大拍手の中カーテンコール。
観客たちの拍手は途絶えることがなくカーテンコールの緞帳は5回以上も上下いたしました。
今までオズの国の人にしか見えなかったキャストの方々の素顔が見られるカーテンコールはとっても素敵。
久しぶりに鑑賞したミュージカルだったけど大感動で大満足!
こいいう芝居鑑賞からずっと俺は離れていたけど、定期的に見に行きたいと思った次第なのです、
終了後カレッタ汐留内のタイ料理店でゆかりと食事したんだけど・・・
プログラムには1つの役に4人の役者さんの名前が・・・
今日のエルファバとグレンダは誰だったんだろう?
購入したプログラムを見てもよくわからなくて・・・とっても気になってしまったのだ。
それがわかるホームページをやっと発見!
沼尾みゆきさんと
江畑晶慧さんだったのね・・・
江畑さんは今月から4代目エルファバに就任されたらしい・・・
韓国出身の方ということなんだけど・・・見事・・・
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